活動紹介

サイン・ランゲージ部の活動

聞こえない人たちが待っている 手話通訳を終えて

インターハイ手話通訳の高校生育成プロジェクトは約2年間の歩みでした。長引くコロナ禍の中、「マスクをはずして、表情豊かに手話表現の練習をしよう。」という計画は、困難を極めました。口と鼻まわりを覆う特別な透明マスクを直前リハーサルまで愛用。事前研修では、聴覚障害者福祉協会、視聴覚障がい者支援センターの先生方が温かくご指導下さいました。本番終了後、手話通訳士の先生から「今日は、120点の出来ばえ。この経験を糧に、細くてもいいですから長~く、手話を続けていってほしい。聞こえない人たちが待っていると思います。」とお話をいただきました。一緒に活動した城南高校有志のみなさんと「将来の職業に活かしていきたい。」などの思いも共有することができました。1つのチームから、未来の人材育成へ。全国高校総体推進室の期待に応えながら、次期開催の北海道の高校生にバトンを渡します。

城南高校との合同研修

透明マスクで、最終練習

本番終了後、通訳士の先生、城南生と一緒に

全国高校総体推進室の先生と一緒に

 

平等な情報保障をめざして インターハイ手話通訳

令和4年7月28日、アスティとくしまで開催されたインターハイ総合開会式。会場スクリーン上の、高校生による手話通訳の記録を報告します。鳴門高校サインランゲージ部は、「開式通告」「選手団入場」「歓迎のことば」「選手代表宣誓」「閉式通告」を担当。城南高校有志のみなさんと一緒に、研修を重ねながら本番をむかえました。「躍動の青い力 四国総体2022」「燃え上がれ我らの闘志 四国の大地へ」大会愛称・スローガンにふさわしく、若さあふれる、歓迎の気持ちが伝わる通訳に挑戦することができました。約2年間にわたり、高校生チーム育成に関わって下さった方々に感謝申し上げます。

選手団入場選手団入場選手団入場選手団入場歓迎のことば歓迎のことば選手代表宣誓

インターハイ手話通訳 舞台裏

令和4年7月28日 アスティとくしまで開催された 全国高等学校総合体育大会 総合開会式の手話通訳をお手伝いしました。「四国総体 2022」の新たな取り組みとして、高校生のみによる「全47都道府県の選手団紹介」の手話通訳に挑戦しました。選手団が入場行進するステージで通訳するのではなく、別室の「手話ブース」で撮影された映像が、会場のスクリーンに合成されていくものでした。スピーカーからの音声を聞きながら、リアルタイムで通訳。鳴門高校サインランゲージ部員と、城南高校有志の合計21名の生徒が、緊張の中、躍動感あふれる手話通訳の役割を果たしました。【選手団紹介文の一例】「笑顔と感謝を忘れず、頂点めざし最後まで戦います。」「四国の夏空に、旋風を巻き起こします。」「燃え上がる闘志を胸に、選手団一丸となり躍動することを誓います!」

サインランゲージ部 手話通訳募集

 


【新メンバーを募集します!】

ユニバーサルな社会の実現をめざして,日常生活の中で手話が使える若者が今後も求められます。
来たる2022年夏には,四国でインターハイが開催予定です。その総合開会式(アスティとくしま)では,式典放送に「高校生による手話通訳」を付ける計画が進んでいます。
次年度の新1年,2年の後輩のみなさんから「手話通訳」のメンバーを新しく募集します。全国からの選手団をお迎えする舞台です。ぜひ,基礎基本から学んで手話通訳にチャレンジしてみましょう!