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校長室だより 2021/4/1~
令和6年度2学期始業式によせて
令和6年8月28日(水)今日から2学期が始まりました。2学期の始業式は台風接近と熱中症対策のためにZoomによる配信で各教室と繋いで行いました。
式辞では1学期の終業式でお話しした夏期休業中の過ごし方について、計画通り過ごせた人もそうでない人もしっかり振り返り反省をした上で、新たな覚悟で2学期に臨んで欲しいとお願いをしました。
またパリオリンピックでの日本人選手達の活躍、特に1%の可能性に挑戦したスケートボードの堀米選手、追い詰められても最後まで自分の力を信じて戦い抜いた体操競技の選手達、圧倒的強さを見せつけたレスリングの選手達、女子やり投げで一投目から他を寄せ付けず優勝した北口選手の活躍など、素晴らしいドラマをみせてくれ、改めてスポーツの持つ力の大きさを実感させられたことについてお話ししました。
感動の多かった今回のオリンピックの記事の中で生徒の皆さんに紹介したのは、あるオリンピックメダリストの言葉で「何色でもいいからメダルが欲しいと言っていたら金メダルはとれない」という言葉です。その人は金メダルを取れなかった、それだけにその言葉には説得力がある。金メダルは意思を持って取りに行かなければならない。オリンピックの頂点に立つには、実力だけでなく「気持ちの強さが大切だ」と言うことについてです。
生徒には「金メダルではなくても、皆さんには目指しているものはありますか」「本当に手に入れたい、本当に目指したい、その強い気持ちがある人こそが、それを叶える可能性のある人だ」とお話ししました。何番でもいいとか、なんでもいいとか、その辺で適当で、とかそんな気持ちでいたのでは目指す目標には到達できない。目標を明確に持ち、強い気持ちで取り組んで欲しい。そういう全力の高校生活をこの鳴門高校で過ごして欲しいと思っています。実力テストも鳴高祭も部活動も全力で取り組むことが大切です。特に3年次生には、後悔の無いように、これだけやったんだと自分に誇れるように、うれし涙を流せるように、絶対に自分の金メダルを獲ることができることを心から祈っています。
令和6年度第一学期終業式によせて
令和6年7月19日(金)第一学期終業式が行われました。
終業式の式辞ではこの一学期を振り返り、5月の遠足、6月の県総体、7月の校内球技大会を例に挙げ、鳴高生が友人やクラスの仲間達と共に学校行事や授業そして部活動に、一生懸命夢に向かって全力で取り組んでいることに対し素晴らしいと思っていることを伝えました。
その上で私が赴任してから常に生徒達にお願いしていること「格好いい大人になってください」ということについて問いかけてみました。入学してから今まで、自分で「今の自分かっこええんちゃうん」と思える瞬間はどのくらいありましたか?と。私はこの学校には格好いい鳴高生がどんどん増えていると感じています。そんな鳴門高校を多くの人にもっともっと知って欲しいと思っています。
しかしながら、地域の方々からはまだまだ厳しい御指摘を頂くこともあります。自分がやりたいこと、自分が楽なことや楽しい事だけをするのではなく、例えやりたくないことでも自分がやるべき事をできるのが「格好いい大人」なのだと、社会や学校のルールだけではなく、その上で自分の定めた行動規範を持つことが大切である事、自分の行動規範をしっかり実行できる人間になって欲しいというお願いをしました。
夏休みは各年次によってその意味が違います。1年次生は様々な知識を身につけ経験を積み自分の夢を見つけて欲しい、2年次生はオープンキャンパスや体験入学に積極的に参加し具体的な目標を定めて欲しい、3年次はとにかく勉強すること。それぞれが自分の行動規範を定めて実行する、そんな意味のある夏休みにして欲しいと思います。
令和6年7月25日
吉岡 直彦
令和6年度 鳴門高校入学式によせて
令和6年4月8日(月)令和6年度徳島県立鳴門高等学校入学式が挙行されました。
今年の花冷えの天候が幸いし、例年では珍しく桜の花盛りの入学式となりました。本校正門の桜も満開を迎え、多くの入学生と保護者の方々が正門と桜の木をバックに記念写真を撮っている姿が見られました。
式では新入生一人ひとりの呼名があり、令和6年度入学生280名の入学が許可されました。式辞では創立115年目を迎える鳴門高校の多様な学びや部活動をとおして、人生で最も成長できる十代後半の3年間を充実させ、これらの高校時代の経験を自らの糧とし、自分自身に自信を持って将来の夢に向かって挑戦する強い意志と行動力を身につけて欲しいこと、そうすることで人生で無二の高校時代に逞しく「生きる力」を育て磨いてください、とお話をさせていただきました。
また、周囲の人たちに「格好いい」と思われる、素敵な自分にになれるよう努力することを期待するとともに、この鳴門高校での新たな出会いの中で、互いに認めあい、高め合う、そんな生涯の友を見つけて欲しい、とお願いをしました。
新入生達は真剣な表情で式に臨み、大きな声で返事をしてくれました。新たな生徒を迎えた鳴門高校にとって素晴らしい一年になるよう、職員一同全力で取り組んで参ります。
令和6年4月9日
校長 吉岡 直彦
令和6年度1学期始業式によせて(校長室だより)
令和6年4月8日(月) 本年度1学期が始まりました。
始業式の式辞では、自然災害や技術革新など、猛烈なスピードで変化し予測のできない社会の中で進路選択し、自分の将来や夢のために努力をしていく生徒達に対し、自分というものの基礎をしっかりと固め、周りに流されず自分を見失わないために、弱い部分も含め自分というものを理解していることや、周りの人を理解し他者をしっかりと思えることが重要で、その上で他人と比較することなく、ありのままの自分を肯定する感覚を持っていることが必要であること。そのためには、自分の「こんな人になりたい」「理想とする姿」を明確にイメージし、日常の行動や振る舞いにおいて意識続けること、そうすればネガティブな感情や行動が表に出てきそうな時にも、「理想の自分ならどうするだろう」と考え踏みとどまるきっかけになること、日常の行動や振る舞いで失敗したこと・上手くいったことを振り返り、今後どうするべきか前向きに考える事もできること、その継続が自身の「人間力」の向上につながることをお話をさせていただきました。
生徒達は集合時間5分前には全員整列完了し、引き締まった表情で式に臨んでいました。新たな節目となる、年度初めに強い決意を持ち、自らを見つめ直し。よい1年にしていきましょう。鳴門高校生の今後に大いに期待します。
令和6年4月9日
吉岡 直彦
令和4年度卒業証書授与式によせて
令和5年3月1日(水)、あたたかい日射しが降り注ぐ中、本校第74回卒業証書授与式が厳粛におこなわれました。
校長からは卒業生に、本年度の「四国インターハイ」での活躍、コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)の立ち上げを題材として、卒業生の皆さんが県内外から活躍を見ていただき、将来に多くの期待を寄せていただいているとお伝えし、「これからも鳴門高校の卒業生として、あらゆる分野で、場所で、環境で、今まで以上の努力を続け、活躍してください」という激励をさせていただきました。
入学式直後からコロナ禍のため2ヶ月ほど登校がかなわず、多くの教育活動に制限を受けた卒業生ですが、明るく、真面目に、生き生きと高校生活を送ってくれました。式典ではマスクを外した晴れやかな顔を見ることもでき、嬉しく思いました。皆さんの新たな門出に幸多からんことを心よりお祈りします。
卒業おめでとう!