校長室だより

校長室だより 2021/4/1~

令和6年度 鳴門高校入学式によせて

令和6年4月8日(月)令和6年度徳島県立鳴門高等学校入学式が挙行されました。

 今年の花冷えの天候が幸いし、例年では珍しく桜の花盛りの入学式となりました。本校正門の桜も満開を迎え、多くの入学生と保護者の方々が正門と桜の木をバックに記念写真を撮っている姿が見られました。
 
 式では新入生一人ひとりの呼名があり、令和6年度入学生280名の入学が許可されました。式辞では創立115年目を迎える鳴門高校の多様な学びや部活動をとおして、人生で最も成長できる十代後半の3年間を充実させ、これらの高校時代の経験を自らの糧とし、自分自身に自信を持って将来の夢に向かって挑戦する強い意志と行動力を身につけて欲しいこと、そうすることで人生で無二の高校時代に逞しく「生きる力」を育て磨いてください、とお話をさせていただきました。
 また、周囲の人たちに「格好いい」と思われる、素敵な自分にになれるよう努力することを期待するとともに、この鳴門高校での新たな出会いの中で、互いに認めあい、高め合う、そんな生涯の友を見つけて欲しい、とお願いをしました。

 新入生達は真剣な表情で式に臨み、大きな声で返事をしてくれました。新たな生徒を迎えた鳴門高校にとって素晴らしい一年になるよう、職員一同全力で取り組んで参ります。

 

令和6年4月9日
校長 吉岡 直彦

令和6年度1学期始業式によせて(校長室だより)

 令和6年4月8日(月) 本年度1学期が始まりました。

 始業式の式辞では、自然災害や技術革新など、猛烈なスピードで変化し予測のできない社会の中で進路選択し、自分の将来や夢のために努力をしていく生徒達に対し、自分というものの基礎をしっかりと固め、周りに流されず自分を見失わないために、弱い部分も含め自分というものを理解していることや、周りの人を理解し他者をしっかりと思えることが重要で、その上で他人と比較することなく、ありのままの自分を肯定する感覚を持っていることが必要であること。そのためには、自分の「こんな人になりたい」「理想とする姿」を明確にイメージし、日常の行動や振る舞いにおいて意識続けること、そうすればネガティブな感情や行動が表に出てきそうな時にも、「理想の自分ならどうするだろう」と考え踏みとどまるきっかけになること、日常の行動や振る舞いで失敗したこと・上手くいったことを振り返り、今後どうするべきか前向きに考える事もできること、その継続が自身の「人間力」の向上につながることをお話をさせていただきました。

 生徒達は集合時間5分前には全員整列完了し、引き締まった表情で式に臨んでいました。新たな節目となる、年度初めに強い決意を持ち、自らを見つめ直し。よい1年にしていきましょう。鳴門高校生の今後に大いに期待します。

 

令和6年4月9日

吉岡 直彦

令和4年度卒業証書授与式によせて

 令和5年3月1日(水)、あたたかい日射しが降り注ぐ中、本校第74回卒業証書授与式が厳粛におこなわれました。

 校長からは卒業生に、本年度の「四国インターハイ」での活躍、コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)の立ち上げを題材として、卒業生の皆さんが県内外から活躍を見ていただき、将来に多くの期待を寄せていただいているとお伝えし、「これからも鳴門高校の卒業生として、あらゆる分野で、場所で、環境で、今まで以上の努力を続け、活躍してください」という激励をさせていただきました。

 入学式直後からコロナ禍のため2ヶ月ほど登校がかなわず、多くの教育活動に制限を受けた卒業生ですが、明るく、真面目に、生き生きと高校生活を送ってくれました。式典ではマスクを外した晴れやかな顔を見ることもでき、嬉しく思いました。皆さんの新たな門出に幸多からんことを心よりお祈りします。

 卒業おめでとう!

令和4年度3学期の始まりによせて(校長室便り)

 1月10日(火)、本年度の3学期が始まりました。

 始業式の式辞では、「子ども食堂」に関わる取り組みを例にあげて、「気持ちに余裕がなければ、つい自分のことばかりで頭がいっぱいになるが、少し視点を変えて、他の人のことを考えてみる。それは『思いやり』ということになり、結局は自分の心を温かく、豊かにすることができる」「この3学期には是非、自分のことだけでなく、友達のこと、ホームルームのこと、部活動のことを考えて、自分に何が出来るのか、やらなければならないかを、問いかけてみよう」と呼びかけました。

 3学期は年度の締めくくりの大切な時期です。次のステップに飛躍する重要な時期だと捉えて、自分自身の考え方や行動を、もう一度見直してもらいたいと願います。

令和4年度2学期の終了によせて(校長室便り)

 本日、令和4年度2学期が終了しました。

 朝から雪模様で、またコロナウイルス感染拡大が続く中、終業式はZoomによるリモート形式で行われました。

 式辞では、2学期の鳴高生の華々しい活躍を紹介した上で、「防災士」の資格を取得した人が、徳島県内で5千人を超えた、というニュースを題材に、「高校生の皆さんには、実際に災害が起こった際には、自分の身を守るのが最優先だが、その先には自分の地域の防災のために、リーダーとなって活躍する役目が求められる」、「鳴門高校の皆さんには、まずは自分を、そして自分の大切な家族を守るために何ができるか、自分自身で考えて、さらには自分が住む社会を安全で豊かなものにしていくことを考えてほしい」と呼びかけました。

 本校でも今週、火災を想定した避難訓練を実施しましたが、高校生として、危機的状況の際に自分が何をやらなくてはならないのか、平常時から考える機会を持ち、自分の頭でしっかり考える思考のクセづけを行ってもらいたいと思います。

 年末年始もさらに寒くなりそうですが、鳴高生の皆さんには、感染対策を十分に行い、事故なく元気に、締めくくりの3学期を迎えることを心から願います。