校長室だより

1. 令和6年度2学期始業式によせて

投稿日時: 09/01 校長

 令和6年8月28日(水)今日から2学期が始まりました。2学期の始業式は台風接近と熱中症対策のためにZoomによる配信で各教室と繋いで行いました。
 式辞では1学期の終業式でお話しした夏期休業中の過ごし方について、計画通り過ごせた人もそうでない人もしっかり振り返り反省をした上で、新たな覚悟で2学期に臨んで欲しいとお願いをしました。
 またパリオリンピックでの日本人選手達の活躍、特に1%の可能性に挑戦したスケートボードの堀米選手、追い詰められても最後まで自分の力を信じて戦い抜いた体操競技の選手達、圧倒的強さを見せつけたレスリングの選手達、女子やり投げで一投目から他を寄せ付けず優勝した北口選手の活躍など、素晴らしいドラマをみせてくれ、改めてスポーツの持つ力の大きさを実感させられたことについてお話ししました。
 感動の多かった今回のオリンピックの記事の中で生徒の皆さんに紹介したのは、あるオリンピックメダリストの言葉で「何色でもいいからメダルが欲しいと言っていたら金メダルはとれない」という言葉です。その人は金メダルを取れなかった、それだけにその言葉には説得力がある。金メダルは意思を持って取りに行かなければならない。オリンピックの頂点に立つには、実力だけでなく「気持ちの強さが大切だ」と言うことについてです。
 生徒には「金メダルではなくても、皆さんには目指しているものはありますか」「本当に手に入れたい、本当に目指したい、その強い気持ちがある人こそが、それを叶える可能性のある人だ」とお話ししました。何番でもいいとか、なんでもいいとか、その辺で適当で、とかそんな気持ちでいたのでは目指す目標には到達できない。目標を明確に持ち、強い気持ちで取り組んで欲しい。そういう全力の高校生活をこの鳴門高校で過ごして欲しいと思っています。実力テストも鳴高祭も部活動も全力で取り組むことが大切です。特に3年次生には、後悔の無いように、これだけやったんだと自分に誇れるように、うれし涙を流せるように、絶対に自分の金メダルを獲ることができることを心から祈っています。