校長室だより

校長室だより 2021/4/1~

令和4年度卒業証書授与式によせて

 令和5年3月1日(水)、あたたかい日射しが降り注ぐ中、本校第74回卒業証書授与式が厳粛におこなわれました。

 校長からは卒業生に、本年度の「四国インターハイ」での活躍、コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)の立ち上げを題材として、卒業生の皆さんが県内外から活躍を見ていただき、将来に多くの期待を寄せていただいているとお伝えし、「これからも鳴門高校の卒業生として、あらゆる分野で、場所で、環境で、今まで以上の努力を続け、活躍してください」という激励をさせていただきました。

 入学式直後からコロナ禍のため2ヶ月ほど登校がかなわず、多くの教育活動に制限を受けた卒業生ですが、明るく、真面目に、生き生きと高校生活を送ってくれました。式典ではマスクを外した晴れやかな顔を見ることもでき、嬉しく思いました。皆さんの新たな門出に幸多からんことを心よりお祈りします。

 卒業おめでとう!

令和4年度3学期の始まりによせて(校長室便り)

 1月10日(火)、本年度の3学期が始まりました。

 始業式の式辞では、「子ども食堂」に関わる取り組みを例にあげて、「気持ちに余裕がなければ、つい自分のことばかりで頭がいっぱいになるが、少し視点を変えて、他の人のことを考えてみる。それは『思いやり』ということになり、結局は自分の心を温かく、豊かにすることができる」「この3学期には是非、自分のことだけでなく、友達のこと、ホームルームのこと、部活動のことを考えて、自分に何が出来るのか、やらなければならないかを、問いかけてみよう」と呼びかけました。

 3学期は年度の締めくくりの大切な時期です。次のステップに飛躍する重要な時期だと捉えて、自分自身の考え方や行動を、もう一度見直してもらいたいと願います。

令和4年度2学期の終了によせて(校長室便り)

 本日、令和4年度2学期が終了しました。

 朝から雪模様で、またコロナウイルス感染拡大が続く中、終業式はZoomによるリモート形式で行われました。

 式辞では、2学期の鳴高生の華々しい活躍を紹介した上で、「防災士」の資格を取得した人が、徳島県内で5千人を超えた、というニュースを題材に、「高校生の皆さんには、実際に災害が起こった際には、自分の身を守るのが最優先だが、その先には自分の地域の防災のために、リーダーとなって活躍する役目が求められる」、「鳴門高校の皆さんには、まずは自分を、そして自分の大切な家族を守るために何ができるか、自分自身で考えて、さらには自分が住む社会を安全で豊かなものにしていくことを考えてほしい」と呼びかけました。

 本校でも今週、火災を想定した避難訓練を実施しましたが、高校生として、危機的状況の際に自分が何をやらなくてはならないのか、平常時から考える機会を持ち、自分の頭でしっかり考える思考のクセづけを行ってもらいたいと思います。

 年末年始もさらに寒くなりそうですが、鳴高生の皆さんには、感染対策を十分に行い、事故なく元気に、締めくくりの3学期を迎えることを心から願います。

令和4年度2学期の始まりによせて(校長室便り)

 本日、令和4年度の2学期が始まりました。

 始業式はZoomを使ったリモート形式で行いました。

 式辞として、まず、今年の夏の鳴高生の活躍(春夏連続甲子園出場、四国インターハイ総合開会式でのパフォーマンス、インターハイでの全国入賞)について振り返り、学校全体を勇気づけてくれたことへの感謝を述べさせていただきました。引き続き、「ガクチカ」(学生時代に力を入れたこと)というキーワードを挙げ、「現高3生はコロナ禍で入学当初から対面授業がなく、友達づくりにも苦労した世代だが、『あり得ない』現実に直面して、これからの自分について考え直してみた人も多いはず。勉強や部活動が思うようにできない時期があったからこそ、それが出来るようになった時の喜びは本当に大きかったと思う。要は、自分の頭で考えること。逆境でしっかり考えて、出来ることを精一杯やることの大切さを、コロナ禍を生きてきた皆さんはよくわかっているはずです」といった話をしました。

 感染拡大はまだ続いています。2学期も対策をしながらの日々となりますが、毎日毎日、「出来ること」を精一杯積み上げていきましょう。鳴高生のますますの活躍を、心から期待いたします!

令和4年度1学期の終了によせて(校長室便り)

 7月20日、令和4年度の1学期が終了しました。

 新型コロナウイルス感染拡大が再び大きくなる中、終業式はリモート形式で行いました。

 式辞としましては、第26回参院選での徳島県内の投票率を話題とし、「皆さんの中にも、すでに有権者である人もいるし、今後は全員が有権者になっていく。自分は、暮らしをよくしていくために、大切な権利を持つ人間なんだという意識のもとに、今後の選挙やその報道に関心を持つことから、ぜひ1歩を進めてもらいたい」といった話をしました。

 この夏は、地元でのインターハイ開催ということで、本校からも多くの生徒が選手として、またサポート係として参加することになっています。高校生として、こうした機会を持つことは一生に1遍のことです。この機会を存分に楽しんで、記憶に残る夏にしてもらいたいと願います。