校長室だより

1. 令和6年度3学期始業式によせて

投稿日時: 01/22 Web管理者

 18日間に渡る冬休みも終わり、今日から三学期が始まります。この冬休みも生徒の皆さんに大きな事故もなく、元気な皆さんの顔が見られることを本当にうれしく思います。
 皆さんご存じのように今年は巳年へび年です。巳は十二支の中で6番目に数えられ、1日の時刻で言えば午前9時から11時までの2時間、方角で言えば南南東に当たります。
 蛇というと、しばしば嫌われもの扱いをされがちですが、一方で蛇は脱皮を繰り返して成長する事や、その生命力の強さから。「再生」「復活」「長寿」を象徴し、縁起が良い生き物ともされています。
 今年2025年の巳年にはどんな試練が待っているのか、そしてその試練を逆にチャンスと捕らえ、どんな困難に直面しても萎縮すること無く「再生」「復活」し更に大きな喜びに変えられるよう、意思を強く持ち、高い理想と行動力を示すことの出来るような、そんな充実した一年にして欲しいと思います。
 さて、二学期の終業式に皆さんにお話をしましたが、新しい年を迎えるにあたり、昨年の振り返りを行い、そして新たな目標を立てることができたでしょうか。今日から始まる三学期は、今年度の締めくくりの学期ということになりますが、締めくくりの期間は、次のステップへ飛躍する最も重要な期間でもあるということを、是非心にとめて取り組んでもらいたいと思います。
 3年次生の皆さんは、すでに卒業後の新たな人生に向けてのスタート地点に立っています。卒業までのこの期間は、新たな進路先で活躍するための大切な準備の期間であるということを自覚し、軽はずみな行動などは決してないよう、しっかりと高校生活の締めくくりをしてください。
 また、残りの高校生活を仲間と大切に過ごすとともに、最後の学年末テストでは一人一人が最高の成績を残すなど、高校生活の有終の美を飾ってもらいたいと思います。特に、10日後の共通テストや、国公立大入試、私立大の一般入試を控えている皆さん、自分でやると決めたことは、必ず全力でやり切って試験に臨んでください。きっと、良い結果が出るものと信じています。
 1・2年次生の皆さんは、まだまだ高校生活が続きますが、この三学期の頑張りが、先ほどお話したとおり、来年度以降の皆さんの成長に繋がっています。まずは、授業を真剣に受ける、家庭学習にも取り組む、そして、部活動で自分を磨く、仲間を大切にする、さらには、学校や社会の規則・マナーを守る、そのような高校生としての当たり前のことが、きちんとできるように、誰からも格好いい鳴門高校生と言われるように頑張ってください。
 寒い冬の季節というのは、地球上の全ての生き物にとって、様々な意味でのエネルギーを蓄える時期となっています。学習面でも部活動でも、またそれ以外の活動でもこの冬の時期にしっかりエネルギーを蓄え力をつけてください。全ては春になって、皆さんが大きく飛躍するための大切な準備の期間となります。
 皆さんにとって充実した三学期となることを期待しています。

 

令和7年1月8日
校長 吉岡 直彦