校長挨拶

 今春4月から鳴門高校の校長として着任しました 吉岡 直彦 と申します。自己紹介もを兼ねてご挨拶させていただきます。

 私は鳴門市大麻町出身で、昭和62年4月に保健体育科の教諭として、教員生活をスタートしました。専門競技は陸上競技、短距離です。初任高は板野高校で、当時は私も現役スプリンターで国体県代表で走っていましたので、陸上競技部顧問として、生徒たちと練習で一緒に走り、朝練でのウエイトトレーニングも生徒とともに汗を流しました。幸いなことに、それから勤務校が、阿南工業高校、徳島商業高校、徳島市立高校と変わっても25年間陸上競技部の顧問を続けさせていただき、授業やホームルーム担任等での指導をするなかで、自身も生徒たちとともに成長させていただきました。これら多くのの生徒たちとの交流は今も続いており、私の大きな財産となっています。その後、徳島北高校と城南高校で徳島県高体連事務局を4年務めた後、徳島県教育委員会体育学校安全課で3年間、鳴門渦潮高校教頭を1年挟み、令和2年度からは体育健康安全課長として3年間勤務を経て、本年鳴門高校へ赴任することになりました。

 本校は、明治42年に開校し、今年で創立114周年を迎える県内でも有数の歴史と伝統を誇る高等学校です。ここで学び、巣立っていった卒業生は3万1千人を超え、県内はもとより、国内外で多くの方々が活躍されています。
 
 昨年度は、硬式野球部の春夏連続甲子園出場を含め、陸上競技部や多くの部活動がインターハイ等の全国大会に出場するなど、運動部、文化部ともに大きな成果を挙げ、高い評価を受けています。

 また、本校は「コミュニティースクール」制度を導入し、学校外の方々からのご意見を学校運営に取り入れ、より良い学校づくりを目指しています。総合的な探究の時間で行う「鳴門を知る」学び、地域人材を活用した「コミュニティースクール連携事業」、平成31年に連携協定を締結した鳴門教育大学との各種の取り組み等、「地域とともに学び、進む」鳴門高校ならではの魅力ある教育活動を、本年度も展開していきたいと考えております。

 地域に愛され、必要とされる鳴門高校となるため、そしてすべての生徒一人ひとりの成長のため、全教職員一丸となって教育活動を展開してまいります。どうか変わらぬご理解とご支援を賜りますようよろしくお願いいたします。

  令和5年4月1日  
徳島県立鳴門高等学校
校 長  吉岡 直彦