校長室だより

令和7年度2学期始業式

2025年8月27日 15時51分

 長かった夏休みも終わり、今日から2学期です。

 1学期の終業式では、長い夏休みにしかできないことにぜひチャレンジしてほしいと伝えましたが、みなさんはどんなチャレンジをしましたか。何かにチャレンジした人は、普段の学校生活ではできない経験が、自分の成長につながったことと思います。 2学期をスタートするにあたり、2点について話しをしたいと思います。

 まず、1点目は、この夏、本校の硬式野球部が甲子園で躍動し、全国の舞台で全力を尽くす姿に、多くの方々から応援をいただきました。また、スタンドで一生懸命に応援する生徒のみなさんの姿も、鳴門高校の誇りです。仲間を信じ、お互いを支えあうことがどれほど大きな力になるか、実感したと思います。

 一方で、甲子園と同じ時間に、阿波踊り部が香川県の国立療養所大島青松園を訪れ、慰問の舞を披露しました。入所者の皆さんに大変喜んでいただき、その笑顔に阿波踊り部のみなさんも元気をもらったと聞きました。スポーツの舞台で、また文化の舞台で、一人一人の活動が人々の心を動かし、喜びを届けられることこそ、鳴門高校の大きな強みだと思っています。

 2点目は、2学期は多くの行事があり、とりわけ来週には、文化祭や体育祭が控えています。 一つのものを作りあげていく中で、仲間と意見がぶつかり合うこともあるかもしれませんが、その経験は必ず自分の力となり、人としての厚みを増す糧となります。仲間と支え合い、自らを磨き続ける皆さんの姿を、私は楽しみにしています。

 それでは、まだまだ暑い日が続きます。体調管理をしっかりと行い、充実した2学期となるように取り組んでください。

                     令和7年8月27日

 校長  鳴川 幸恵

令和7年度1学期終業式

2025年7月18日 16時36分

 今日で、令和7年1学期が終了します。
 この4か月間、皆さんにとってどのような時間だったでしょうか。
1学期は、5月には遠足、県高校総体、7月には球技大会など多くの行事がありましたが、始業式でお話しした「ワクワクすること」を見つけられたでしょうか。
 本日、通知表を渡されました。通知表は、学習や学校生活における自分の努力や成果を客観的に振り返るための重要な記録です。単なる成績の評価にとどまらず、自分の得意なことや課題を知り、今後の学習や生活にどう活かすかを考える手がかりとなります。
自らを見つめ直し、次の成長に繋げるために前向きに活用してください。
 次は、夏休みならではの挑戦についてです。
今年の夏休みに本校の生徒13名が、8月にドイツ体験入学&ホームステイに出発します。文化や習慣の違いに直面することがあると思いますが、必ずそれを超えた学びや成長があると思います。皆さんもそれぞれ「夏休みにしかできないこと」に挑戦してみてください。例えば、進路に向けた大学見学、読書、ボランティア活動など、日常では得られない経験を通じて自分と向き合う時間を大切にしてください。
 最後に、健康と安全についてです。
夏は熱中症や感染症のリスクが高まります。こまめな水分補給や手洗いを心がけてください。また、自転車に乗る際には、ヘルメットの着用をお願いします。自分の身は「自分で守る」行動を日頃から意識してください。

それでは、夏休みが生徒の皆さんにとって「ワクワクする毎日」となるように願っています。

 令和7年7月18日
 校長  鳴川 幸恵

令和7年度 鳴門高校入学式によせて

2025年4月15日 16時32分

   令和7年4月8日(火)令和7年度徳島県立鳴門高等学校入学式が挙行されました。

    春爛漫、満開の桜が新たな旅立ちを祝福するように咲き誇る中での入学式となりました。本校正門の桜も満開を迎え、多くの入学生と保護者の方々が正門と桜の木をバックに記念写真を撮っている姿が見られました。

 式では新入生一人一人の呼名があり、令和7年度入学生245名の入学が許可されました。式辞では創立116年目の歴史と伝統を受け継ぐ鳴門高校での高校生活を通して、大きく成長し、自信を持って将来の夢に挑戦してほしいと願いを込めてお話ししました。

 高校生活では、「ワクワクすること」を見つけることが自らの夢や目標を明確にし、個性が磨かれ自分らしく輝くことにつながります。また、広い視野で世界に目を向け、多様な価値観や文化に触れる中で新たな可能性が広がります。そして、互いに認め合い高め合う中で、信頼できる友人と出会うことが、人生を豊かなものにしてくれることと信じています、とお話をさせていただきました。

    新入生達は凜とした面持ちで式に臨み、力強い返事で決意を示してくれました。新たな生徒を迎えた鳴門高校にとって素晴らしい一年になるよう、教職員一同全力で取り組んで参ります。

                                                                   令和7年4月8日        校長 鳴川 幸恵

令和6年度3学期始業式によせて

2025年1月22日 15時43分

18日間に渡る冬休みも終わり、今日から三学期が始まります。この冬休みも生徒の皆さんに大きな事故もなく、元気な皆さんの顔が見られることを本当にうれしく思います。
 皆さんご存じのように今年は巳年へび年です。巳は十二支の中で6番目に数えられ、1日の時刻で言えば午前9時から11時までの2時間、方角で言えば南南東に当たります。
 蛇というと、しばしば嫌われもの扱いをされがちですが、一方で蛇は脱皮を繰り返して成長する事や、その生命力の強さから。「再生」「復活」「長寿」を象徴し、縁起が良い生き物ともされています。
 今年2025年の巳年にはどんな試練が待っているのか、そしてその試練を逆にチャンスと捕らえ、どんな困難に直面しても萎縮すること無く「再生」「復活」し更に大きな喜びに変えられるよう、意思を強く持ち、高い理想と行動力を示すことの出来るような、そんな充実した一年にして欲しいと思います。
 さて、二学期の終業式に皆さんにお話をしましたが、新しい年を迎えるにあたり、昨年の振り返りを行い、そして新たな目標を立てることができたでしょうか。今日から始まる三学期は、今年度の締めくくりの学期ということになりますが、締めくくりの期間は、次のステップへ飛躍する最も重要な期間でもあるということを、是非心にとめて取り組んでもらいたいと思います。
 3年次生の皆さんは、すでに卒業後の新たな人生に向けてのスタート地点に立っています。卒業までのこの期間は、新たな進路先で活躍するための大切な準備の期間であるということを自覚し、軽はずみな行動などは決してないよう、しっかりと高校生活の締めくくりをしてください。
 また、残りの高校生活を仲間と大切に過ごすとともに、最後の学年末テストでは一人一人が最高の成績を残すなど、高校生活の有終の美を飾ってもらいたいと思います。特に、10日後の共通テストや、国公立大入試、私立大の一般入試を控えている皆さん、自分でやると決めたことは、必ず全力でやり切って試験に臨んでください。きっと、良い結果が出るものと信じています。
 1・2年次生の皆さんは、まだまだ高校生活が続きますが、この三学期の頑張りが、先ほどお話したとおり、来年度以降の皆さんの成長に繋がっています。まずは、授業を真剣に受ける、家庭学習にも取り組む、そして、部活動で自分を磨く、仲間を大切にする、さらには、学校や社会の規則・マナーを守る、そのような高校生としての当たり前のことが、きちんとできるように、誰からも格好いい鳴門高校生と言われるように頑張ってください。
 寒い冬の季節というのは、地球上の全ての生き物にとって、様々な意味でのエネルギーを蓄える時期となっています。学習面でも部活動でも、またそれ以外の活動でもこの冬の時期にしっかりエネルギーを蓄え力をつけてください。全ては春になって、皆さんが大きく飛躍するための大切な準備の期間となります。
 皆さんにとって充実した三学期となることを期待しています。

 

令和7年1月8日
校長 吉岡 直彦

令和6年度2学期始業式によせて

2024年9月1日 15時44分

令和6年8月28日(水)今日から2学期が始まりました。2学期の始業式は台風接近と熱中症対策のためにZoomによる配信で各教室と繋いで行いました。
 式辞では1学期の終業式でお話しした夏期休業中の過ごし方について、計画通り過ごせた人もそうでない人もしっかり振り返り反省をした上で、新たな覚悟で2学期に臨んで欲しいとお願いをしました。
 またパリオリンピックでの日本人選手達の活躍、特に1%の可能性に挑戦したスケートボードの堀米選手、追い詰められても最後まで自分の力を信じて戦い抜いた体操競技の選手達、圧倒的強さを見せつけたレスリングの選手達、女子やり投げで一投目から他を寄せ付けず優勝した北口選手の活躍など、素晴らしいドラマをみせてくれ、改めてスポーツの持つ力の大きさを実感させられたことについてお話ししました。
 感動の多かった今回のオリンピックの記事の中で生徒の皆さんに紹介したのは、あるオリンピックメダリストの言葉で「何色でもいいからメダルが欲しいと言っていたら金メダルはとれない」という言葉です。その人は金メダルを取れなかった、それだけにその言葉には説得力がある。金メダルは意思を持って取りに行かなければならない。オリンピックの頂点に立つには、実力だけでなく「気持ちの強さが大切だ」と言うことについてです。
 生徒には「金メダルではなくても、皆さんには目指しているものはありますか」「本当に手に入れたい、本当に目指したい、その強い気持ちがある人こそが、それを叶える可能性のある人だ」とお話ししました。何番でもいいとか、なんでもいいとか、その辺で適当で、とかそんな気持ちでいたのでは目指す目標には到達できない。目標を明確に持ち、強い気持ちで取り組んで欲しい。そういう全力の高校生活をこの鳴門高校で過ごして欲しいと思っています。実力テストも鳴高祭も部活動も全力で取り組むことが大切です。特に3年次生には、後悔の無いように、これだけやったんだと自分に誇れるように、うれし涙を流せるように、絶対に自分の金メダルを獲ることができることを心から祈っています。