校長室だより

令和7年度3学期始業式によせて

2026年1月15日 08時59分

 3学期の始業式は、インフルエンザ等感染症の予防のためにzoomによる配信で行いました。
 3学期の始まりにあたり、私から2点について話をしたいと思います。
 1点目は、「生成AIと私たちの生き方」についてです。皆さんが属する高校生の世代は、いわゆるα世代と呼ばれ、生まれた時からAIやデジタル技術が身近にある世代です。わからないことがあれば、すぐにAIに答えを求めることができる環境は、限られた時間を有効に使いたい皆さんにとって、大変魅力的なものです。AIは一人一人の好みや傾向を学び、まるで自分を映す鏡のように寄り添ってくれます。しかし、便利さの一方で注意も必要です。AIの答えが常に正しいとは限りません。また、人として考え、迷い、色々な事(物)と比べながら判断するという大切なプロセスを省いてしまう危険性もあります。便利さに頼り過ぎることで、自分自身の感性や価値観を育てる機会を失ってしまうことがあるのです。AIはあくまで道具であり、「AIに使われる」のではなく、「人がAIを使う」ことが重要です。自分の頭で考え、経験し、判断する力を土台としてこそ、AIは本来の力を発揮します。3学期はぜひ、「自分で考え、行動する一歩」を大切にしてください。
 2点目は、3学期が1年の学習と生活を振り返り、次へとつなげる学期であるということです。3年次生の皆さんにとっては、高校生活を締めくくる大切な時間となります。共通テストや入試に向けて積み重ねてきた努力を信じ、自分らしく最後まで挑戦してください。すでに進路が決まっている皆さんにとっても、この時期は新たな一歩を踏み出すための準備期間です。残された高校生活を大切にし、充実した時間を過ごしてください。
 1・2年次生の皆さんにとっても、3学期が次の年次への確かな土台となる学びの時間となることを願っています。


令和8年1月8日
校長 鳴川 幸恵