Educationプログラム

「EducationプログラムⅠ」Lesson9

2025年12月2日 15時50分

「EducationプログラムⅠ」Lesson9 実施報告

 12月1日(月)14:00~15:40に多目的ホールで、「EducationプログラムⅠ」 Lesson9『「教職の魅力」を考えるラウンドテーブル-』の講座を実施しました。

 今回の講座は、「各校種の特徴や魅力について語り合い、自分の希望する校種について明確なイメージをもつ」 ことを目標に行われました。

 前半の「校種別ラウンドテーブル」 では、保育所・幼稚園・小学校・中学校・高等学校に加え、その他の校種の現職の先生方を講師としてお招きしました。 生徒たちは、希望する校種のテーブルに分かれ、現場の先生方に仕事のやりがいや実情について率直な疑問を投げかけるなど、活発な意見交換が行われました。

 後半のACT3では、講師の先生による「教職の魅力とは?」や「他の仕事との違いは?」といったテーマ についてのお話を伺いながら、生徒たちは自身の考えをホワイトボードに書き出して言語化し、思考を整理していました。

 現職の先生方との対話や講義を通じ、教職という仕事の奥深さに触れ、将来の進路についてより具体的なイメージを膨らませる貴重な時間となりました。

(デザインシート)(R7.12.1)EプロL9

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「EducationプログラムⅠ」Lesson8 振り返り

2025年11月25日 12時30分

「EducationプログラムⅠ」Lesson8 振り返り 実施報告

 11月19日(水)16:00~16:45に、EducationプログラムⅠのLesson8(「ようこそ先輩」-パネルディスカッション- )のリフレクション(振り返り)を実施しました。

 講座の前半では、前回のパネルディスカッションやワークショップでの学びを振り返り、印象に残った点をペアで共有しました。

 続いて、「これからの学びのかたち」 をテーマに講義を行いました。「10年後の社会」 や「AIの台頭」 、「知識の賞味期限」 といったキーワードを提示し、「生成AIが進化する社会において、学校で学ぶ目的とは何か?」「知識詰め込み型ではない、これからの時代に必要な学び(学び方を学ぶ学習)とは?」 について問いかけ、生徒一人一人が自身の学習の在り方について深く考える時間をもちました。

 後半のワークショップでは、前回に引き続き「セルフデザイン型学修支援カード(セルデザカード)」を活用しました。今回は「目ざす先生像に近づくために、今すぐ実践したいこと」 をテーマに、関連するカードを3枚選び、その選択理由とともにミニホワイトボードに書き出しました 。

 前回の講座で「大切にしたい価値観」を選んだ際は、多くの生徒が似たようなカードを選ぶ傾向にありましたが、今回のように具体的な「実践(アクション)」に落とし込む活動では、一人一人が異なるカードを選んでおり、それぞれの個性や課題意識の違いが明確に表れていました。

 ペアトークでは、開始直後から活発な意見交換が見られるなど、4月から始まった本プログラムでの学びを通じ、生徒たちの対話力や思考力が着実に育っていることを実感できる講座となりました。

 

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「EducationプログラムⅠ」Lesson8

2025年11月13日 11時30分

「EducationプログラムⅠ」Lesson8 実施報告

 11月11日(火)15:10~16:50に多目的ホールにて、「ようこそ先輩 -パネルディスカッション- 」の講座を実施しました。

 今回の講座は、いろいろな人の先生像に触れることを通して、『自分の目ざす先生像』について明確なイメージをもつことをゴールに設定しました。

 講座の前半では、本校の卒業生である鳴門教育大学生2名をパネリストとして招き、「パネルディスカッション」を実施しました。 「夢をかたちにするために大切にしていること」というテーマで、 先輩方が自身の経験や考えを語り、受講生たちは熱心に耳を傾け、活発な質疑応答が行われました。

 後半は、「こんな先生になりたい」を語り合うワークショップを行いました。 以前(Lesson4)の講座でも使用した「セルフデザイン型学修支援カード(セルデザカード)」を用い、 「自分が目ざす先生」になるために大切だと思うカードを3枚選び、 その理由を具体的な「エピソード」と共にミニホワイトボードに書き出す活動に取り組みました。

 受講生たちはペアやグループで、自分の選んだカードやエピソードについて語り合い、お互いの考えを共有しました。

 ミニホワイトボードに書き出された「目ざす先生像」 を見ると、プログラム開始当初と比較して、受講生たちがより明確で具体的なイメージをもてるようになってきたことがうかがえ、これまでの学習の確かな成果を感じることができました。

EプロL8デザインシート(ようこそ先輩)(最終)

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「EducationプログラムⅠ」Lesson7 振り返り

2025年11月6日 16時30分

「EducationプログラムⅠ」Lesson7 振り返り 実施報告

 10月27日(金)の放課後に、EducationプログラムⅠのLesson(「多様性」を考える)のリフレクション(振り返り)を実施しました。

 今回の講座では、まず前時(1017日実施)に学んだ「推論のはしご」 や「ジョハリの窓」といった、他者理解や自己理解に関する重要な概念を振り返りました。

 その後、前時にも題材として取り上げた「おとうさん」という作文に着目し、「もし自分が学級担任なら、この作文を書いた子どもにどのようなコメントを書いて返すか、またその理由は何か」を各自で真剣に考え、ミニホワイトボードに書き出す個人ワークを行いました 。

 続いてグループワークでは、各自が作成したコメントと、その理由(=推論)を共有しました 。 その際、単に意見を交換するだけでなく、

① 読み手の勝手な「評価や判断」になっていないか(推論のはしご

② 生徒が安心して次の作文も書こうと思えるか(心理的安全性

③ 生徒の「開放の窓」を広げるきっかけになるか(ジョハリの窓

という専門的な視点を用いて、お互いのコメントをモニタリング(分析・評価)し合いました。

 「教職とは、自分と異なる多様な生徒一人一人と向き合う仕事であり、そのために、まずは『自分自身の無意識の偏り(推論のはしご)』に気づき続けることが大切である」 という、教職をめざす上で不可欠な視点を、具体的な演習を通して改めて深く学ぶ時間となりました。

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「EducationプログラムⅠ」Lesson7

2025年10月20日 16時00分

「EducationプログラムⅠ」Lesson7 実施報告

 10月17日(金)、「EducationプログラムⅠ」Lesson7『多様性について考える -ロールプレイに挑戦!-』を実施いたしました。

<授業の目的と流れ>

 今回の講座では、体験的な学習を通して多様性の意義を深く理解すること、そして受講生自身が体験から学ぶことの価値を実感することを目標としました。講座は、ウォーミングアップを兼ねたグループディスカッションからロールプレイへと段階的に進み、受講生たちが主体的に「多様性」について考えを深められるように構成されていました。

<主な活動内容>

1. 多様な「見方」を体験するディスカッション

 講座の前半では、グループに分かれて、2つの題材についてディスカッションを行いました。1つ目は、ある図柄を見て何が描かれているかを話し合う活動でした。同じものを見ても、人によって全く異なるものが見えることを体験し、視点の多様性に気づくきっかけとなりました。2つ目は、ある子どもが書いた短い作文を読み、学級担任としてどのようなコメントを返すかを考える活動でした。言葉の背景にある状況や感情を想像することで、他者の立場を理解しようと試み、多角的な思考を促しました。

2. ロールプレイ「『仲間』と『友達』の違い」

 講座のメイン活動として、受講生が「先生役」「生徒役」「モニター役」の3つの役に分かれ、グループでロールプレイを行いました。今回設定されたテーマは、生徒役から先生役への「『仲間』と『友達』の違いって何ですか?それとも同じですか?」という、答えのない問いでした。

 先生役の受講生たちは、それぞれが持つ理想の「先生像」を表現しながら、この難しい問いに向き合いました。相手が納得するように論理的に説明を試みる受講生もいれば、ともに答えを考えようとする姿勢で対話を進める受講生もおり、多様なアプローチが見られました。この活動は、受講生たちが自身の「先生観」や、他者との対話のあり方を改めて見つめ直す貴重な機会となりました。

<まとめ>

 一連の体験的な活動を通して、受講生たちは多様性の意味を深く考えることができたのではないかと思います。今後も、受講生たちが主体的に学び、深く思考する機会を創出していきたいと思います。

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「EducationプログラムⅠ」Lesson6 振り返り

2025年9月29日 15時15分

「EducationプログラムⅠ」Lesson6 振り返り 実施報告

 9月26日(金)の放課後、9月19日(金)に実施した「EducationプログラムⅠ」Lesson6「SNSの利活用について話し合おう」の振り返り活動を行いました。

 前回の講座の最後に、受講生たちに「このチームの中で、心理的安全性を高めるために何ができるか?」という問いを投げかけていました。今回の振り返り活動は、この問いに対する答えを全員で考える時間になりました。

 受講生たちはグループに分かれ、ブレーンストーミング形式で活発に意見を交換しました。前回のアカデミック・ディベートやブレストの経験を経て、今回はさらに多くの受講生が積極的にアイデアを出し合う姿が見られ、対話の質の高まりを感じさせました。

 この活動を通して、受講生一人一人が「心理的安全性」を自分事として捉え、より良い学びの場を主体的に築いていこうとする姿勢を育む、貴重な機会となりました。

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「EducationプログラムⅠ」Lesson6

2025年9月22日 16時00分

「EducationプログラムⅠ」Lesson6 実施報告

 9月22日(金)の放課後に、「EducationプログラムⅠ」 Lesson6『SNSの利活用について話し合おう -ディベート&ブレストに挑戦!-』の講座を行いました。

 本講座は、受講生が安心して意見を表明できる「心理的安全性」の大切さを体験的に理解し、自分たちの手で学びの場をより良くしようとする主体的な意欲を高めることを目標として実施しました。

 講座の前半は、「高校生のSNSの利活用は是か否か」を論題としたアカデミック・ディベートを行いました。この日のために事前学習を重ねてきた有志の受講生たちが議論の中心となり、国内外のSNS規制の動向や事前アンケートの結果なども踏まえながら、説得力のある意見を交わしました。他の受講生たちもジャッジとして参加し、全体で多角的に物事を捉える姿勢を学びました。

 講座の後半は、「鳴門高校SNS安全ガイド」を考えるためのブレーンストーミングを実施しました。ここでは「どんなアイデアも否定しない」というルールの下、受講生たちはリラックスした雰囲気で活発に意見を交換し、高校生ならではのユニークで建設的な提案が数多く生まれました。今回の講座を通して、受講生たちは「安心して意見を言える場」の価値を実感したことと思います。今後もこうした受講生主体の活動を推進し、学習や成長につながる「心理的安全性」の高い環境づくりに努めていきたいと思っています。

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「EducationプログラムⅠ」Lesson5

2025年8月25日 08時07分

「EducationプログラムⅠ」Lesson5 実施報告

 8月20日(水)に、「EducationプログラムⅠ」Lesson5『教育に関する本を読もう。-「ビブリオトーク」に挑戦!-』を実施しました。

 本講座は、「ビブリオトーク」の手法を用いて、生徒たちが知的な探究の楽しさを体験することを目ざしたものです。次の4つの力を育むことを目的として行われました。

 1.「ビブリオトーク」を通じて、自らの考えを論理的に構成し、他者に分かりやすく伝える表現力を

   養う。

 2.他者の意見に真摯に耳を傾け、共感や多角的な視点をもつ「傾聴力」と、物事を吟味し本質を見抜

   く「批判的思考力」を育む。

 3.読書や対話の楽しさを実感し、生涯にわたる主体的な学びの姿勢を育成する。

 4.多様な教育観や価値観に触れることを通して、自身の教育に対する考えを深める。

 講座は、ビブリオトークのルール説明やデモンストレーションから始まりました。

 その後、各グループに分かれて活動を始め、生徒たちは、それぞれが選んできた教育に関する一冊の本を手に、3分間という限られた時間の中で、その本の魅力や自分自身の考えを熱く語りました。

 発表では、単に本のあらすじを説明するだけでなく、自身の経験と結びつけたり、独自の視点で分析を加えたりと、一人一人が自分らしい表現方法を工夫していました。その後の質疑応答でも活発な意見が交わされ、互いの発表に真剣に耳を傾け、本への理解を深め合っている様子が印象的でした。講座の最後には、活動全体を振り返り、生徒一人一人が今回の学びや気づきを共有しました。

 今回のLessonで最も価値があったのは、生徒たちがこの日のために自ら図書館や書店に足を運び、無数の本の中から「これだ」と思える一冊に出会い、読み解いてきた、その準備の過程にあったのかもしれません。本との偶然の出会いや、考えを深める時間は、生徒たちにとって最高の学びとなったことでしょう。

 今後もこのような対話的で主体的な学びの機会を創出し、生徒たちの思考力と表現力を育んでまいります。

EフロⅠLesson5 テサインシート (完成) 修正版

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「EducationプログラムⅠ」Lesson4

2025年7月31日 13時14分

「EducationプログラムⅠ」Lesson4実施報告

 7月29日(火)に、鳴門教育大学で「EducationプログラムⅠ」Lesson4『大学生になる日 -鳴門教育大学フィールドワーク-』を実施しました。

 この講座は、鳴門教育大学の藤原伸彦教授による授業を受けながら、大学という学びの場を実際に体験する活動を次のような流れで行いました。

  • 大学探検(FeelWalk
     キャンパス内を自由に探索し、五感を使って「なんとなく気になるもの」をスマートフォンやデジタ
    ルカメラを使って撮影しました。自分の感性を働かせながら大学の空気を感じ取りました。
  • グループワーク
     高校生4名+大学生1名のチーム編成で、撮影した写真をもとにお気に入りの1枚を選び、その理由や感じたことを共有しました。大学生がファシリテーターとして活動を支え、高校生同士が本音で語り合う場面も多く見られました。
  • 「なりたい先生像」を考えるワーク
     「セルフデザインカード」を活用し、自分がめざす教師像について深く考える時間をもちました。カードを選び、順位づけしながら、自分の思いやエピソードを語り合うことで、将来の自分の姿を具体的に描くきっかけとなりました。

 今回のフィールドワークを通して、高校生たちは大学という環境に触れ、主体的に学び、自分自身の将来について考える貴重な経験を得ることができました。

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「EducationプログラムⅠ」Lesson4

2025年7月18日 13時40分

「EducationプログラムⅠ」Lesson4の事前学習

 7月16日(水)の放課後に、7月29日(火)に実施予定の「Lesson4 大学生になる日鳴門教育大学フィールドワーク 」に向けたオリエンテーション講座を行いました。

 この講座では、フィールドワークの目的について生徒自身が考える時間を設け、自ら目的意識をもって活動に臨めるよう工夫しました。指導者から一方的に教えられるのではなく、自分で目的を考えることで、一人一人が明確な意識をもって準備に取り組むことができました。

 また、グループに分かれてそれぞれの考えた目的を共有し合う中で、異なる視点に触れることができ、新たな気づきや学びにもつながった様子がうかがえました。

 大学フィールドワークでは、生徒たちが多くのことを感じ、学び、将来の進路や学びの在り方について考える有意義な機会となることを期待しています。

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