「EducationプログラムⅠ」Lesson7 振り返り
2025年11月6日 16時30分「EducationプログラムⅠ」Lesson7 振り返り 実施報告
10月27日(金)の放課後に、EducationプログラムⅠのLesson7(「多様性」を考える)のリフレクション(振り返り)を実施しました。
今回の講座では、まず前時(10月17日実施)に学んだ「推論のはしご」 や「ジョハリの窓」といった、他者理解や自己理解に関する重要な概念を振り返りました。
その後、前時にも題材として取り上げた「おとうさん」という作文に着目し、「もし自分が学級担任なら、この作文を書いた子どもにどのようなコメントを書いて返すか、またその理由は何か」を各自で真剣に考え、ミニホワイトボードに書き出す個人ワークを行いました 。
続いてグループワークでは、各自が作成したコメントと、その理由(=推論)を共有しました 。 その際、単に意見を交換するだけでなく、
① 読み手の勝手な「評価や判断」になっていないか(推論のはしご)
② 生徒が安心して次の作文も書こうと思えるか(心理的安全性)
③ 生徒の「開放の窓」を広げるきっかけになるか(ジョハリの窓)
という専門的な視点を用いて、お互いのコメントをモニタリング(分析・評価)し合いました。
「教職とは、自分と異なる多様な生徒一人一人と向き合う仕事であり、そのために、まずは『自分自身の無意識の偏り(推論のはしご)』に気づき続けることが大切である」 という、教職をめざす上で不可欠な視点を、具体的な演習を通して改めて深く学ぶ時間となりました。