Educationプログラム

「EducationプログラムⅠ」Lesson7

2025年10月20日 16時00分

「EducationプログラムⅠ」Lesson7 実施報告

 10月17日(金)、「EducationプログラムⅠ」Lesson7『多様性について考える -ロールプレイに挑戦!-』を実施いたしました。

<授業の目的と流れ>

 今回の講座では、体験的な学習を通して多様性の意義を深く理解すること、そして受講生自身が体験から学ぶことの価値を実感することを目標としました。講座は、ウォーミングアップを兼ねたグループディスカッションからロールプレイへと段階的に進み、受講生たちが主体的に「多様性」について考えを深められるように構成されていました。

<主な活動内容>

1. 多様な「見方」を体験するディスカッション

 講座の前半では、グループに分かれて、2つの題材についてディスカッションを行いました。1つ目は、ある図柄を見て何が描かれているかを話し合う活動でした。同じものを見ても、人によって全く異なるものが見えることを体験し、視点の多様性に気づくきっかけとなりました。2つ目は、ある子どもが書いた短い作文を読み、学級担任としてどのようなコメントを返すかを考える活動でした。言葉の背景にある状況や感情を想像することで、他者の立場を理解しようと試み、多角的な思考を促しました。

2. ロールプレイ「『仲間』と『友達』の違い」

 講座のメイン活動として、受講生が「先生役」「生徒役」「モニター役」の3つの役に分かれ、グループでロールプレイを行いました。今回設定されたテーマは、生徒役から先生役への「『仲間』と『友達』の違いって何ですか?それとも同じですか?」という、答えのない問いでした。

 先生役の受講生たちは、それぞれが持つ理想の「先生像」を表現しながら、この難しい問いに向き合いました。相手が納得するように論理的に説明を試みる受講生もいれば、ともに答えを考えようとする姿勢で対話を進める受講生もおり、多様なアプローチが見られました。この活動は、受講生たちが自身の「先生観」や、他者との対話のあり方を改めて見つめ直す貴重な機会となりました。

<まとめ>

 一連の体験的な活動を通して、受講生たちは多様性の意味を深く考えることができたのではないかと思います。今後も、受講生たちが主体的に学び、深く思考する機会を創出していきたいと思います。

(R7.10.17)EプロL7(ロールフ゜レイ)(完成)

IMG_7849 IMG_7855

IMG_7872 IMG_7873