「EducationプログラムⅠ」Lesson5
2025年8月25日 08時07分「EducationプログラムⅠ」Lesson5 実施報告
8月20日(水)に、「EducationプログラムⅠ」Lesson5『教育に関する本を読もう。-「ビブリオトーク」に挑戦!-』を実施しました。
本講座は、「ビブリオトーク」の手法を用いて、生徒たちが知的な探究の楽しさを体験することを目ざしたものです。次の4つの力を育むことを目的として行われました。
1.「ビブリオトーク」を通じて、自らの考えを論理的に構成し、他者に分かりやすく伝える表現力を
養う。
2.他者の意見に真摯に耳を傾け、共感や多角的な視点をもつ「傾聴力」と、物事を吟味し本質を見抜
く「批判的思考力」を育む。
3.読書や対話の楽しさを実感し、生涯にわたる主体的な学びの姿勢を育成する。
4.多様な教育観や価値観に触れることを通して、自身の教育に対する考えを深める。
講座は、ビブリオトークのルール説明やデモンストレーションから始まりました。
その後、各グループに分かれて活動を始め、生徒たちは、それぞれが選んできた教育に関する一冊の本を手に、3分間という限られた時間の中で、その本の魅力や自分自身の考えを熱く語りました。
発表では、単に本のあらすじを説明するだけでなく、自身の経験と結びつけたり、独自の視点で分析を加えたりと、一人一人が自分らしい表現方法を工夫していました。その後の質疑応答でも活発な意見が交わされ、互いの発表に真剣に耳を傾け、本への理解を深め合っている様子が印象的でした。講座の最後には、活動全体を振り返り、生徒一人一人が今回の学びや気づきを共有しました。
今回のLessonで最も価値があったのは、生徒たちがこの日のために自ら図書館や書店に足を運び、無数の本の中から「これだ」と思える一冊に出会い、読み解いてきた、その準備の過程にあったのかもしれません。本との偶然の出会いや、考えを深める時間は、生徒たちにとって最高の学びとなったことでしょう。
今後もこのような対話的で主体的な学びの機会を創出し、生徒たちの思考力と表現力を育んでまいります。