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令和6年度PTA研修会(県外大学視察)の報告(総務課)

1 日程

  令和6年10月16日(水曜日) 7:15 学校集合 7:30 出発 
  8:30淡路SA着(トイレ休憩と自己紹介) 9:45 立命館大学いばらきキャンパス着
  10:00 大学職員による説明と大学生によるキャンパスツアー 11:55 大学発
  12:10 千里阪急ホテルのレストラン シャガール にて昼食 13:30 発
  14:25 神戸三田プレミアム・アウトレットでの自由散策 16:00 発
  16:35 淡路SA 16:50 発 17:50 学校着・解散

2 研修の概要

  保護者9名と学校関係者5名(管理職・進学課長・総務課長と課員)の合計14名で参加した。
  定刻に学校出発後、淡路島SAの駐車場で簡単な自己紹介・集金・事務連絡など行った。
  立命館大学いばらきキャンパスに到着すると専用のバス駐車場(大学間を結ぶスクールバスなど も停車)に、大学職員の方が出迎えて、今年4月から使われている最も新しいH棟に通された。
  サッポロビール跡地で、敷地内の公園は遊具もあり広く市民に親しまれている。
  大学側の説明は、立命館大学入学センターの吉谷康秀が担当された。前職が河合塾ということか ら、大学職員としてばかりで無く受験者側の目線にも立ったお話が展開された。
  大学を選ぶに当たって、偏差値は実は推薦の枠を変えるなどで操作可能であるので、科研費の配 分などで研究力が充分かどうかが判断できることや、就職時のエントリーシートに書いてはねられ る大学で無いかどうか、大学生活や進路選択のケアに十分な人的・施設的な措置が執られているか どうかなど、具体的な数値を挙げての説明は、保護者や教員側に寄り添った話で参考になった。
  立命館大学の特徴については、上記の他に,全学協議会で、学生代表・教員代表・事務代表の三 者により学生の要望が取り上げられ、学費を下げる、手狭な学科施設を移転するなどの具体的な施 策が実現化している。地元占有率を抑えて、全国から学生を集めようとしてしている。そのために も、医師や看護師をハウスドクターとして雇っていたり、100円で朝食を提供し試験時などは更 に半額や無料にまでして朝食を食べさせようとして更に生協がその品質も下げない努力をして親元 を離れた学生の健康に配慮している。企業にも望まれる粘り強い人材育成を目指すためにも、推薦 の枠を減らし、3月まで受験可能とし、受験で最後まで頑張る学生を入学させたいとのことであっ た。ついでに、親が諦めると終わりなので受験生が妥協せず最後まで頑張れるように保護者に支援 して欲しいとの話も合った。学生同士の学びあい(ピア・サポート)では、オリターと呼ばれる先 輩が、後輩の生活面から履修アドバイスや学問の悩みへの補助を行っている。キャリアセンターで は、進路選択の支援を行っているし、70名もの職員が卒業後の進路状況の把握に努めている。
  グローバル教養学科ではオーストラリアの大学と提携し、外国人の受け入れなども多く行い、国 際的な評価を800位程度から200位程度まで引き上げようと目標設定されている。
  学生募集にも工夫していてUNITEprogramで、ネットワークで受験生が学習し、何度 でもチャレンジして合格を重ねて一定基準に達するとAO入試を受ける方式を取り入れている。
  全学部学科のカリキュラムや教授の論文なども公開していて、その中で興味の有ることを見つけ る。最近の企業は、文系と理系の両方にまたがる学習をしてきた人材を欲する傾向も見られるので 自分に合う選択もして欲しいとのことであった。
  その後、1年と3年の女子学生による2班に分けての施設見学があった。コンセントを完備した オープンスペースの自習用机が各所に見られた。教室は教材提示装置やディスプレイやマイクなど が完備され、様々なきに向いたままでの受講や議論が可能になっている。図書室や体育館も充実し ているようだが時間の都合で充分見られなかった。講義は1コマ90分とのことであった。企業連 携としてマイクロソフト社員が常駐する部屋もあった。テラスなど開放的な空間も多く見られた。
 食堂も多く、オープンキッチンも昼食時にはやってきて、近くのイオンも合わせて食事に関する選 択肢は多そうであった。中学生や高校生のキャンパスツアーにもであったし、私たちの担当だった 学生も授業の合間でもう一組案内するとのことであった。
  昼食は、千里阪急ホテル1Fにあるシャガールというレストランでバイキング形式であった。メ ニューも多く、空き皿は何も言わずにすぐ回収してくれるなどホテルならではという感じであった。
食事後は、神戸三田プレムアム・アウトレットによって自由に散策した。
交通も順調で予定より5分程度早く進んだ。
3 保護者の感想文より抜粋

 昨年の参加も含め、今年は2度目の参加をさせて頂きました。バスから降りて構内へ向かう途中に見えた公園には滑り台等があり、後ほどの説明で地域の方々にも出入り自由にされていると聞き、開かれたキャンパスなんだと実感しました。
 学校オリジナルの取り組みとして100円朝食、全学連協議会(先生、事務、学生の三者でされるもの)、オーストラリア国立大学との提携、先輩、後輩同士のつながりのピュアサポートなど魅力がたくさんの大学でした。
 昨年の近畿大学とは違い、新しいキャンパスであることも一因かと思いますが静かで落ち着いたイメージがありました。各大学それぞれの良さや特徴があり、毎年参加しないと分からない事も多いと感じました。年々変化するであろう大学受験を取り巻く環境を保護者として肌で感じることができる貴重な機会をいただき本当にありがとうございました。
 お話を伺って、立命館大学の学生へのサポート体制が素晴らしいと感じました。生活面・学習面だけで無く医療サポートまで充実していて保護者としては子供を進学させるにあたって非常に安心できる、優れた環境にあると思います。また、校内見学でも学習・経験を得るには十分な情報設備が整えられていることが分かり、実際にそこにいる学生さんを見ると、みな充実したキャンパスライフを過ごせているように見えました。案内スタッフの学生さんにも直接受験体験のお話を伺うことができ、とても貴重な経験ができたと思います。ありがとうございました。
 徳島からとなると一人暮らしになりますが、様々なサポート制度があり父母教育後援会による100円朝食、先輩が後輩のサポートを行うオリター制度、就職について支援して下さる職員も他の大学に比べて多いとお聞きし、安心して通わせられそうだと感じました。
 食堂がいくつもあって、キッチンカーやお弁当の販売もあり、食べ物には飽きないと思いました。
 自習スペースがたくさんあって、勉強するにも恵まれた環境だと思いました。
 夏に子供と別の大学にオープンキャンパスに行きましたが大学の説明が、子供目線の内容が多かったです。今回保護者向けの話をうかがって、大学選びの基準に関して情報を得ることができて、大変ためになりました。
 特に、大学の立地や一人暮らしの状況など心配に思っていることを知れたこと、また、学生さんの生の声が聞けたことがとても大きかったです。
 この大学でしか無いたくさんのみどころを紹介してくれました。例えば、全国性、研究力、サポート力の3点が他の大学と比べると魅力があるという所です。
 来る2025年入学試験本番に向け、ラストスパート時期に来ていますが、このタイミングで親も正しい知識を持って、子供と共に最終調整できることは非常にありがたいことだと感じました。
 100円で朝食が食べられるのでびっくりした。医師・看護師が常にいるのであんしんで、オリーターがいるので、1年生が相談できる。やれる合格できると声をかけて最後まで諦めない。違う大学に行くことで子供と話ができるので来年も行きたいと思います。とても良かったです。

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