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鳴門教育大学との連携事業

鳴門教育大学との連携協定締結

平成31年3月25日(月)鳴門教育大学にて、「国立大学法人鳴門教育大学と徳島県立鳴門高等学校との高大連携に関する協定書」が締結されました。
鳴門教育大学の実習等を鳴門高校で受け入れるとともに、施設・設備の相互補完・有効活用などを図ります。
今後、鳴門高校は、鳴門教育大学との連携を中心とした学校の特色化、魅力化を図っていきます。

鳴門教育大学との連携事業①正多角柱や円柱で正三角形の枠を作ろう

令和2年7月9日(木)13:30~15:00
(演題)「正多角柱や円柱で正三角形状の枠を作ろう」
(講師) 鳴門教育大学 金児正史 教授
 参加希望生徒28名を対象に,立体を作るという,高校数学では普段扱われない内容の特別講義をして頂きました。
 まずチャレンジしたのが,正四角柱を切ったパーツを3つくっつけて正三角形状の立体を作ることでした。生徒たちは展開図をイメージすることに苦戦するも,友人と相談したり,見本を見せてもらったりしながら作図をしていきました。組み立て作業は楽しく,皆,集中して取り組んでいました。自分で考えて最後まで出来た人は,自信に繋がったのではないでしょうか。
 次に,円柱を切ったパーツを3つくっつけて正三角形状の立体を作製しました。スーパーで買った長ネギを斜めに切った断面をひらくと,きれいな正弦曲線が。3年生は高校数学との繋がりを実感してくれたことでしょう。
 時間の関係で正三角柱を切ったパーツでは立体を作れませんでしたが,金児教授よりヒントを頂き,次回までの宿題となりました。考える楽しさを教えてもらったような気がします。

 講義の後は座談会が行われ,教授という仕事についてや,入試について,更には将来盛んになるであろう事業とは?など,生徒たちは金児教授に様々な質問をしていました。長時間に渡り,有意義な時間となりました。次回の連携事業も楽しみです。

鳴教大院生presents 「Mirai サポート」

「鳴門教育大学との高大連携事業」として、鳴門教育大学院生二年生5名が九月から10週間、本校にて「教科教育課題フィールドワーク」を行っています。
その期間を活用して、院生と共に学ぶ一年生の学習教室「Mirai サポート」を実施しています。
1年生の希望者を対象に、国語・数学について、進学に必要な基礎学力の定着のための内容で、月曜日と金曜日の放課後1時間程度です。
初日の9月11日(金)は、数学の講座で校外模試の復習を中心に取り組みました。

鳴門教育大学との連携事業②正多角柱や円柱で正三角形状の枠を作ろうpart2

令和 2 年 10月 23日(金) 13:00~14:30
 (演題) 「正多角柱や円柱で正三角形状の枠を作ろう」part2
 (講師) 鳴門教育大学 金児正史 教授
7月に開かれた第1回に引き続いて,立体を扱う特別講義をして頂きました。
今回は,前回よりも少し難易度の高い,正三角柱を切ったパーツから正三角形状の立体を作りました。少しのヒントをもらった後は,全て自分たちで考えるという,数学らしい講義展開で,生徒も院生も教員も楽しく考え抜きました。すぐに答えを知るのではなく,試行錯誤していく楽しさを再確認できました。
次回は「合同な図形での敷き詰め問題」について講義をしてくださる予定です。タイルなど,合同な図形で敷き詰められたものを写真に撮って参加してみましょう。

鳴門教育大学との連携事業③平面図形に潜む性質を見出そう

令和3年3月19日(金) 13時~15時30分
(演題)「平面図形に潜む性質を見出そう」
(講師)鳴門教育大学 金児正史 教授
 今回は、合同な図形での敷き詰め問題について講義をしていただきました。
 合同な長方形や靴型の図形を平行移動させて敷き詰める方法を、木の板や厚紙を使って考えていきました。さらには、ワークシートを活用し、一つの基準となる図形から隣り合う図形への平行移動の向きと大きさを表す矢線を書き込み、その内の2つの矢線を選んで図形の動き方を表していきました。選んだ矢線に従い、頂点や辺、面を移動させた場所を色で塗り、規則性がないかを考えました。生徒は、複雑な作業にも懸命に取り組み、気付いたことを発表し合う様子が見られました。図形が変わっても同じように対応することができ、しっかり思考して問題へと取り組むことができていました。生徒も教員も、矢線の選び方が様々であり、違う考え方が見えてとても面白い講義でした。
 来年度も同様に、数学の楽しさ・面白さを伝える講義をしていただく予定です。数学が苦手な人も得意な人も、誰でも楽しめる講義ですので、ぜひ参加してみましょう。